工事のポイント
南アルプス市のH様邸にて、住宅屋根への太陽光発電システムと蓄電池の導入工事を行いました。今回採用したのは、ネクストエナジー製「NER052M240F-NG(240W)」の狭小パネルと、京セラの蓄電池システム「エネレッツァプラス EGS-MC1100」です。限られた屋根面積を最大限に活かしつつ、非常時も安心できる電力環境を整える構成となりました。
■ 採用システムについて
【太陽光パネル/NER052M240F-NG】
・240Wのコンパクトモジュール
・屋根形状に合わせた柔軟なレイアウトが可能
・高い耐久性と安定した発電性能が特徴
H様邸は屋根の形状や面積の関係から、通常の大型パネルのみでは発電容量を十分に確保できない可能性がありました。そのため、狭小パネルである「NER052M240F-NG」を組み合わせることで、無駄なく屋根全体を活用できるレイアウトを実現しました。結果として、発電量の最大化と美しい仕上がりの両立が可能になっています。
【蓄電池/京セラ エネレッツァプラス(EGS-MC1100)】
・柔軟に設置できる分散型デザイン
・停電時の自動切替に対応
・長寿命、かつ高い安全性を備えたリチウムイオン蓄電池
屋外に設置されたユニットはコンパクトで、建物の外観との調和も保ちながら効率的なレイアウトが可能です。エネレッツァプラスは、夜間の電力使用や停電への備えとしても高い安心感を提供します。太陽光で創った電気をためて使うことで、電気代の削減効果も期待できます。
■ 工事のポイント
・屋根形状に合わせた複数パネルサイズの最適組み合わせ
・ケーブル配線は極力目立たないルートを採用し、外観性にも配慮
・屋外蓄電池ユニットは建物の陰になりやすい位置へまとめて設置し、メンテナンス性と景観の両立を確保
・基礎ブロックの水平調整や設置高さも細かく確認し、耐久性を重視した施工
施工完了後は、発電状況・蓄電状況の確認、停電モードの動作チェックまで丁寧に実施し、安全にご利用いただける状態でお引き渡しを行いました。
■ まとめ
今回の施工では、
・「屋根いっぱいに発電容量を確保したい」
・「将来の電気代上昇や停電に備えたい」
といったニーズに応えられるシステム構成となりました。
ネクストエナジーの高効率パネルと京セラの蓄電池を組み合わせることで、日常の電気代削減と非常時の安心を両立した仕様となり、長期的にメリットを感じていただける住まいのエネルギー環境が整いました。


