工事のポイント
【設置工事のポイント】ネクストエナジー太陽光+オムロン蓄電池+V2Xのトリプル連携工事
ネクストエナジー製の太陽光発電システム、オムロン製のハイブリッド蓄電池、そしてEVと家庭をつなぐV2X(Vehicle to Everything)を組み合わせた、次世代の自家消費型エネルギーシステムの設置工事。
その特長と、設計・施工上のポイントを以下にご紹介します。
1. 太陽光発電(ネクストエナジー)設置のポイント
限られた屋根スペースにも対応可能な高効率モジュール
ネクストエナジーの太陽光パネルはコストパフォーマンスと変換効率のバランスが優れており、住宅・事業所問わず対応可能。
屋根材に合わせた架台選定・防水処理の最適化
瓦屋根、スレート、金属屋根など、建物に合わせた施工方法を採用。雨仕舞や美観にも配慮。
V2X・蓄電池との連携を考慮したパネルレイアウトと接続設計
発電量を最大化しつつ、系統連携や自家消費の動線を想定した設計を行う。
2. 蓄電池(オムロン)設置のポイント
ハイブリッドパワーコンディショナ(PCS)一体型で施工がスムーズ
太陽光と蓄電池を一元制御することで、配線が簡潔に。設置コストの削減にもつながる。
屋内/屋外いずれも対応可能な設置環境設計
設置スペース、温度条件、配線距離などを考慮し、安定稼働できる配置を提案。
非常用電源回路の構築と切替タイミングの最適化
停電時には自動でバックアップ電源に切り替わるよう設計し、生活インフラを保護。
3. V2Xシステム設置のポイント(EV⇔家庭・事業所)
EV車と家庭の双方向電力供給を実現
V2Xシステムにより、EVから家に電力供給(放電)し、再び車に充電することも可能。
EV車のバッテリーを活用したBCP対策
停電時はEVの大容量バッテリーを家庭用電源として使用可能。パワーウォールと組み合わせることでさらに冗長性が高まる。
メーカーやEV車種に応じたV2X対応機器の選定
日産リーフなどV2X対応車との互換性、及び施工場所の分電盤・主幹ブレーカー設計に留意。
まとめ
ネクストエナジー太陽光発電、オムロン蓄電池、V2Xの組み合わせは、
「電気を創って、ためて、車とつなぐ」という次世代のエネルギー活用を可能にする最先端システムです。
施工にあたっては、発電容量・蓄電容量・使用電力量のバランス設計と、
非常時の切替制御・使用優先順位までを踏まえた統合的なエネルギーマネジメント設計が求められます。